中高年の再就職を妨げるものとは?

中高年の再就職を妨げるものとは?

 新卒の内定率が相変わらず低迷した状況にある中、中高年世代の再就職や転職も変わらず厳しいようですね。新規参入が多い介護業界や熟練した知識と技術が必要とされる一部の製造業などでは中高年者の採用に積極的な面も見られますが、他はこれまでと同様に中高年という年齢だけでも再就職や転職のハードルが高くなってしまう状況に変わりはありません。

 

 40代男性が1年で300社以上応募するも採用されなかった、という記事が先日ちょっと話題になっていたようですが、その記事に対する反響はかなり大きかったようです。筆者の方のところには多くの感想や体験談が寄せられたそうですが、それだけ再就職先を探している中高年世代の方は多く、そして同様に厳しい状況に置かれていることが分かりますね。

 

 また、記事を読んでみて、中高年の再就職を厳しくしているのは年齢の高さばかりではないこともわかりました。例えば、情報化やシステム化が推し進められたことによって、かえって採用までの過程が複雑化し、時間ばかりがかかって実際に雇用に至らないまま流れてしまったというケースです。

 

 また、現在では求人情報サイトを利用すれば求人情報の入手も容易にできるだけでなく、応募も簡単に行えるとあって、1つの求人に数百人が殺到する、というような事態も起きています。競争率が高くなれば、その分だけ採用される確率が下がってしまうのは当然ですよね。就職活動の期間も含めた「空白期」も、マイナス要因として作用してしまうようです。1年で300社以上応募した男性も、仕事に就いていない期間が2年ほどあったことを挙げていましたから、長年かけて積み上げてきたキャリアも、現場から遠ざかれば有利な材料とはならないということのようです。

 

 中高年の再就職や転職を難しくしているのは、年齢だけではありません。人によって状況が異なるため、これらの問題点が全て当てはまるということはないでしょうが、自分の再就職や転職を阻んでいるものは何でるのか、その点を一度振り返ってみる必要はあるでしょう。